丸くて可愛らしい姿が魅力的なマリーゴールド
歩道の植え込みや花壇などに咲いており、親しみやすいお花ですよね。

そんな親しみやすいマリーゴールドですが、開花時期はいつかご存知でしょうか。
考えてみれば、年中見かけることの多いお花です。

そこでこちらの記事では、マリーゴールドの開花時期品種花言葉などをまとめました。
さらに、マリーゴールドが印象的な「あのピクサー映画」にまつわるお話もご紹介します。

ぜひ最後までお付き合いください。

マリーゴールドの開花時期は春から秋頃まで

マリーゴールドの開花時期は、5月から11月上旬にかけてとなります。
冬を除き、ほぼ1年中花を咲かせるため、1月〜11月頃まで幅広く誕生花となっています。

マリーゴールドの耐暑性・耐寒性は、品種によって若干異なります。
一般的に多く出回っている品種は、暑さに強く寒さに弱い傾向です。
その一方で、真夏の暑さに弱い品種や半耐寒性の品種といったマリーゴールドもあります。

マリーゴールドは全国各地に咲いていますが、暖かい地域ほど開花期間が長いです。
そのため、九州南部や沖縄では12月でもマリーゴールドが咲いています。

マリーゴールドの代表品種

白いマリーゴルド

マリーゴールドの種目は「キク科マンジュギク属(タゲテス属)」といいます。
原産地はメキシコ・中央アメリカ・アフリカなど、比較的暖かい地域が多いです。

マリーゴールドの品種は数十種類と豊富ですが、それらの品種は大きく3系統に分類できます。
マリーゴールドの種類について詳しく見ていきましょう。

1.フレンチマリーゴールド

一つ目の系統は、フレンチマリーゴールドです。
花屋さんで見かける機会が多く、全国的に出回っているマリーゴールドとなります。フレンチマリーゴールドの特徴は草丈が低めな点です。
草丈が15〜40cm程度のため、自宅の庭でも育てやすいサイズ感といえるでしょう。

また、フレンチマリーゴールドは枝分かれが多いです。
花の成長とともに横に広がるため、鉢植えで飾ると可愛らしい印象になります。

【フレンチマリーゴールドの品種一例】

品種特徴
デュランゴ・直径5cm前後の大輪を咲かせる
・花びら1枚1枚がしっかりしている
ボーイ・直径4cm前後の中輪
・頭花全体が丸みを帯びている

2.アフリカンマリーゴールド

アフリカンマリーゴールド草丈が高めなのが特徴です。
小さいもので30cm、大きなものだと200cm以上に育つこともあります。
自宅で育てるなら、あまり草丈が大きすぎない品種が扱いやすいでしょう。

また、アフリカンマリーゴールドは大輪を咲かせる傾向にあります。
花の色もクリーム系やイエロー系など淡い色があり、個性的なマリーゴールドを楽しみたい人におすすめです。

【アフリカンマリーゴールドの品種一例】

品種特徴
F1バニラ・草丈が比較的低めで育てやすい
・マリーゴールドには珍しい白色の花
F1ディスカバリー・草丈が比較的低めで育てやすい
・頭花が丸いポンポンのような形をしている

3.メキシカンマリーゴールド

最後にご紹介する系統は、メキシカンマリーゴールドです。
メキシカンマリーゴールドは、一般的にイメージする丸いマリーゴールドではありません。
花弁が平均4~5枚程度と少なく、小ぶりな花が特徴です。

葉っぱがよく生い茂るため、先述したアフリカンマリーゴールドやフレンチマリーゴールドに比べ、より自然らしさが際立ちます。
夏の暑さが苦手なため、夏場は日陰で育てることが大切です。

【アフリカンマリーゴールドの品種一例】

品種特徴
メキシカンタラゴン・濃い黄色の花びら
・香りが強く、料理にも使われる

マリーゴールドの多彩な別名

マリーゴールドは系統ごとにそれぞれ別名が付いています。
各系統の別名と、由来についてそれぞれまとめました。

系統別名
フレンチマリーゴールド・万寿菊(マンジュギク)
・孔雀草(クジャクソウ)
・紅黄草(コウオウソウ)

万寿菊という別名は、マリーゴールドの「開花時期が長い=命が長い」という意味から付けられました。
孔雀草は、フレンチマリーゴールドは枝分かれが多いため、クジャクの羽を連想させることが由来です。
また紅黄草は、マリーゴールドの鮮やかな花色から名付けられたのではないかと言われています。

系統別名
アフリカンマリーゴールド・万寿菊(マンジュギク)
・千寿菊(センジュギク)
・山椒菊(サンショウギク)

アフリカンマリーゴールドはフレンチマリーゴールドより開花期間が若干短いため、千寿菊と名付けられたそうです。
山椒菊についての由来は明らかではありません。
しかし、マリーゴールドの葉っぱと山椒の葉っぱは似ているため、山椒菊と呼ばれているのではないでしょうか。

系統別名
メキシカンマリーゴールド・細葉孔雀草(クジャクソウ)

フレンチマリーゴールドは孔雀草と呼ばれますが、メキシカンマリーゴールドは細葉孔雀草となります。
メキシカンマリーゴールドの葉っぱは細いため、フレンチマリーゴールドとは区別した別名が付いているのかもしれません。

マリーゴールドの花言葉

マリーゴールドの花言葉

続いては、マリーゴールドの花言葉をご紹介します。

  • 嫉妬
  • 予言
  • 変わらぬ愛
  • 別れの悲しみ

マリーゴールドの花言葉からは、少し悲しい印象を受けます。
そのため、誰かにプレゼントするときは誤解を与えないよう注意が必要です。

また、マリーゴールドは海外でも同じ意味を持っています。。
特に注目したいのは、「変わらぬ愛」「別れの悲しみ」といった花言葉です。。
マリーゴールドは、亡くなった人に捧げる花としてメキシコで浸透しています。

メキシコでは「死者の日」にマリーゴールドをお供えする

死者の日

メキシコには「死者の日」という、日本でいうお盆のような祝日があります。。
死者の日はピクサー映画『リメンバー・ミー』で注目されたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ここではメキシコの死者の日と、マリーゴールドの深い繋がりについてご紹介します。

「死者の日」はメキシコ版お盆

死者の日は身近な故人を弔うための祝日であり、昔からメキシコに存在する伝統的な行事です。
死者の日は毎年10月末〜11月2日頃にメキシコ全土で開催します。

日本のお盆は通常、お墓参りに行って静かに過ごすのが一般的ですよね。
しかしメキシコの死者の日は、年に一度現世に戻ってくる死者を賑やかにお迎えします。
そのため、死者の日にはメキシコ各地でお祭りやパレードが開催されます。

特に、首都であるメキシコシティの死者の日パレードは、世界的にも有名なイベントです。
毎年死者の日の時期になると、世界各国から観光者が押し寄せるのが恒例となっています。

ちなみに、死者の日パレードは近代になってから行われるようになったそうです。
もし伝統的な死者の日の文化を楽しみたい場合は、南部の田舎方面へ行くといいでしょう。

マリーゴールドは死者を導くお花

マリーゴールドは、死者を祭壇まで導くとメキシコで信じられています。

ピクサー映画『リメンバー・ミー』では、マリーゴールドで作られた橋が登場します。
マリーゴールドの橋は現世に繋がっており、死者が渡っている様子が描かれていますよね。
マリーゴールドの橋は非常に美しく、映画を象徴するシーンとして印象に残っている人も多いでしょう。

マリーゴールドは日本では平凡な花に過ぎませんが、メキシコでは特別な意味を持つ花といえます。

マリーゴールドは初心者でも育てやすい

最後にマリーゴールドの育て方を解説します。
マリーゴールドは非常に育てやすい花のため、園芸初心者にもおすすめですよ。

マリーゴールドの基本的な育て方

マリーゴールドの基本的な育て方を、以下にまとめました。

種まき時期3月〜5月頃
日当たり日当たりのいい場所を選ぶ
用土水はけの良い質が適している
(赤玉土と腐葉土を混ぜたものを用意するのがおすすめ)
水やり表面の土が乾いたらたっぷり水やり
肥料真夏の8月を除き、週1回程度肥料を与える

マリーゴールドを育てるポイントは、枯れた葉っぱをそのまま放置しないことです。
枯れた葉っぱを放置すると、生きている部分に栄養が行き渡りにくくなります。
枯れた部分を見つけたらすぐにカットしましょう。

マリーゴールドは家庭菜園の虫よけにも!

マリーゴールドはコンパニオンプランツと呼ばれ、虫よけ効果が期待できる植物です。

特に、線虫とよばれる土の中に潜む害虫を撃退するとされています。
そのため家庭菜園をしている人は、害虫除けとしてマリーゴールドを植えるのがおすすめです。

虫よけ目的でマリーゴールドを植えるなら、家庭菜園の間に植えると防虫効果が高くなります。

春から秋までマリーゴールドを長く楽しもう

マリーゴールドの開花時期は、5月から11月頃までと非常に長いです。

さらにマリーゴールドは初心者でも育てやすいため、園芸に挑戦したい人にもおすすめの花となります。
もし初めてマリーゴールドを育てるなら、フレンチマリーゴールドを選んでみてください。
草丈も低めで扱いやすく、鉢植えによく似合う可愛らしさがあります。

マリーゴールドのオレンジ色がお庭を綺麗に飾ってくれるでしょう。