毎年5月の第2日曜日は、お母さんに日頃の感謝をする“母の日”。この日が近づくとお店にはカーネーションや母の日用ギフトが並ぶのをよく目にします。毎年お母さんに感謝の気持ちをキチンと伝えて何かプレゼントをしていますか?普段は照れくさくて言葉にできない方も多いと思いますが一年に一度くらいはありがとうの気持ちを贈りましょう。
ところで母の日は、日本だけの文化ではないことを知っていますか?日本の母の日自体も、実はアメリカから伝わってきました。実は世界各国に母の日という日が存在します。しかし世界共通とは言うものの、日付やプレゼントなどの風習は日本と異なる国が多く、それぞれの文化があります。
ここでは世界各国の“母の日事情”についてと、2022年母の日にオススメしたいプレゼントを少しご紹介します。世界のさまざまな母の日を知れば、母の日がもっと素敵な日に感じること間違いナシ!また、世界の母の日を参考にプレゼントを選んでみるのも◎。

【日本の母の日の始まり】

日本の母の日はアメリカから伝わってきたもの。1861〜1865年、アメリカでは南北戦争が行われ、多くの犠牲者が出ました。そんな負傷者を敵味方関係なく手当てした女性、アン・ジャービスは「Mothers’ Day Work Club」というボランティア団体を結成。地域において、医療を必要とする人々に適切な処置を届ける活動を展開していきます。そして彼女は生涯を全うし1905年にこの世を去りました。するとその娘アンナは1907年5月12日、亡き母を想い、教会で母を偲ぶ追悼式を開きます。この際アンナは参加者全員に母・アンが好きだった白いカーネーションを一輪ずつ配りました。その母を思う想いに賛同した人々の間で運動が起こり、わずか数年後の1914年に5月の第2日曜日が「母の日」としてアメリカで定められることになりました。その後明治時代ごろに日本に伝わり、最初は教会でお祝いの行事が催されるようになりました。それから徐々に民間に広まっていったと伝えられています。日本で5月の第2日曜日が母の日と正式に定められたのは1947年です。

【世界各国の母の日事情】

5月の第2日曜日が母の日の国々

アメリカ

母の日の発祥の地であるアメリカは、日本と同じ5月の第2日曜日が母の日。しかし贈るプレゼントは日本とは少し違います。日本ではカーネーションをプレゼントするのが一般的ですが、アメリカではカーネーション以外にもバラやひまわり、アジサイ、チューリップなどさまざまな種類のお花が贈られるため、このお花でなければならないという決まりはありません。お母さんの好きなお花を選ぶのがベスト。お花以外だとバルーンやメッセージカード、スイーツなどがよく贈られます。

中国

お隣の中国は日本と同じ日が母の日に定められており、日本と同じでカーネーションが一般的にプレゼントされます。カーネーションの次に人気のお花は、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるユリ科の食用花「忘憂草(金針花)(日本語ではワスレグザ)」です。「忘憂草」はその名の通り「母親が憂いなく過ごせるように」という願いがこめられており、中国では“お母さんの花”と呼ばれています。また中国ならではのプレゼントとして「平安扣」というお守りや、「母親の足を洗う」という親孝行をプレゼントにしています。

トルコ

日本ではお母さんに感謝の気持ちを伝えますが、トルコでは年齢を問わず子どもがいる全ての女性に「母の日おめでとう!」という言葉が贈られるのです。5月の第2日曜日を迎えるとあちらこちらでこの言葉が交わされます。定番の母の日ギフトは、白い花束です。お花の品種はこれといった決まりはありません。

オーストラリア

同じく5月の第2日曜日が母の日であるオーストラリアの一般的なプレゼントは花束、チョコレート、メッセージカードですが食事や実用品なども贈られます。カーネーションの花束を渡す日本人からすると驚くのが、オーストラリアでプレゼントするお花はなんと「菊」です。日本で菊というと葬儀用のお花というイメージですが、菊は英語で「chrysanthemum」。略すと「mum=マム」となることから、母の日にぴったりの花と言われています。またオーストラリアは南半球に位置する国。秋の花である菊は、5月が秋であるオーストラリアにピッタリのお花です。

フィンランド

お母さんにやさしい国ランキングで上位を維持するフィンランドも、5月の第2日曜日が母の日。フィンランドではお祝いの度にカードを送り合うことが多いので母の日のプレゼントにカードをチョイスする方が多いようです。お花も定番ギフトの一つでフィンランドの子供たちは当日の朝に家の庭や、森などからVuokko(ヴォッコ)という白いお花を摘んできてお母さんにプレゼントします。また母の日の朝、お母さんの寝ている寝室に子供やお父さんが作った朝食を運んでお祝いするという素敵な習慣もありますよ♪

コロンビア

今回紹介する、5月の第2日曜日が母の日である最後の国はコロンビア。この日は「お母さんは何もしなくていい日」と位置付けられており、お父さんや子どもたちが家の掃除をしたり、スペシャルメニューを作ったりします。いつも忙しいお母さんにとって何もしなくていい1日があるのはとても幸せなことですよね。

日本と異なる日付が母の日の国々

タイ

タイの母の日は、シリキット王妃の誕生日である8月12日。シキリット王妃はタイ赤十字の総裁を務めるなど、数多くの慈善活動や開発プロジェクトにたずさわり、タイ王国の母として国民から強く慕われている存在です。王妃がお生まれになった金曜日の色は「水色」であることから、街には王妃の写真と水色の旗が掲げられ、国民はこぞって水色の服を着ます。贈られるお花は清らかさや優しさ、母の愛を象徴する、ジャスミンです。

スペイン

日本より1週間早い、5月の第1日曜日が母の日であるスペインは家族で集まって食事をしながらささやかなお祝いをします。日本でいうカーネーションのような「母の日にちなんだ花」は特にありません。プレゼントを贈る場合はお母さんの好みに合わせて思い思いのものを贈っています。

フランス

基本的には5月の最終日曜日が母の日となるフランスですが、キリスト教の精霊降臨の主日が同じ日曜日となってしまう年には、6月の第1日曜日が母の日となります。フランスも定番のプレゼントはありません。家族全員が集まって食事やお茶をして母の日をお祝いします。

ネパール

さまざまな民俗が暮らす、多民族国家ネパールは4月末から5月上旬の中の1日が母の日(正式には「母の顔を見る日」)です。お母さんに甘いお菓子やタマゴ、果物などのプレゼントを贈ります。なお、結婚してはじめて母の日を迎える娘は、自宅でごちそうをつくって実家の母へ持って行く素敵な風習があるようです。

イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

イギリスの母の日は覚えにくい日程が特徴。「復活祭(イースター)」の、3週間前の日曜日が母の日(マザーリング・サンデー)とされており、特定の日付ではありません。イギリスではクリスマスや誕生日同様、母の日にもカードを贈るのが一般的です。お母さんが好きなお花をプレゼントする方もいます。

韓国

母の日や父の日という制限は無く、両親に感謝する「両親の日」という日が韓国にはあります。日曜日などの曜日ではなく、両親の日は毎年5月8日です。日本と同じくカーネーションのアレンジメントが主流。さらに現金や健康グッズなどをプレゼントします。豪華なプレゼントに、両親を大切にする韓国の国民性が出ていますね。

2022年母の日おすすめプレゼント3選

面倒なお手入れは必要ナシ!長期間お花を楽しめる「プリザーブドフラワー」

母の日のプレゼントとして一番初めにパッと思いつくのはやはり花束!しかし生花は美しい反面すぐに枯れてしまったり、お手入れにちょっとしたコツが必要だったりします。そんなモヤモヤを抱えている方におススメしたいのがRuplan(ルプラン)のプリザーブドフラワー。生花に特殊加工を施しているため長い期間、生花のような風合いや鮮やかさを楽しめます。水やりや太陽の光も必要ないので事前に準備しておけるのも嬉しいポイント。Ruplanの商品は、スタッフがひとつひとつ丁寧に手作りしているため温かみがあり、母の日の贈りものとしてピッタリです。

参考サイト:https://tanp.jp/products/view/9619

お母さんも一人の女性。美しさに磨きをかける「コスメ用品」

仕事や家事で忙しいお母さんも一人の女性であることに変わりはなく、いつまでも綺麗でいたいと思っているはず。メイクやファッション、ネイルの流行に挑戦したいと考えてもなかなか時間やお金を割けないのが現実です。それでも手先を美しく彩るネイルはいくつになっても気分が上がるもの。今年の母の日は爪に優しく、短時間でオシャレにできる「胡粉ネイル」を贈ってみてはいかがでしょうか。胡粉ネイルは日本の美しい色彩を再現しています。オススメカラーはこれからの季節にも使える爽やかなパステルパープルの「麗ら菫(うららすみれ)」です。

いつも頑張るお母さんにちょっとした贅沢を「カタログギフト」の中から

お花などのモノに興味が無いお母さんも中にはいますよね。そういう場合には、いつも家事や仕事を頑張っているお母さんにモノではなく、コトを贈るカタログギフトをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。カタログギフトの老舗、RINGBELL(リンベル)が厳選した体験ギフトには非日常の特別な時間と空間を味わえるラインナップが揃っています。豪華な食事や宿泊、ホテルスパなど今までに体験したことのないコトをプレゼントすれば喜んでもらえること間違いナシ!

参考サイト:https://www.ringbell.co.jp/koto/

まとめ

今回は、日本の母の日の起源や、各国の“母の日事情”をご紹介してきました。日付や風習、文化が違っても、世界の多くの国に母の日という感謝を伝える日があることから「母の偉大さ」や「母を敬う気持ち」を感じることができます。お母さんを想う気持ちは世界共通ですね。それではここで一度、今回ご紹介してきたことをまとめてみましょう。

  • 【日本の母の日の始まり】
  • 【世界各国の母の日事情】
    • 5月の第2日曜日が母の日の国々
      • アメリカ
      • 中国
      • トルコ
      • オーストラリア
      • フィンランド
      • コロンビア
    • 日本と異なる日付が母の日の国々
      • タイ
      • スペイン
      • フランス
      • エジプト
      • ネパール
      • イギリス
      • 韓国
  • 2022年母の日おすすめプレゼント3選
    • 面倒なお手入れは必要ナシ!長期間お花を楽しめる「プリザーブドフラワー」
    • お母さんも一人の女性。美しさに磨きをかける「コスメ用品」
    • いつも頑張るお母さんにちょっとした贅沢を「カタログギフト」の中から

2022年の母の日は、今回ご紹介した各国の“母の日事情”や、おすすめプレゼントを参考にプレゼントを用意してみてはいかがでしょうか。プレゼントと一緒に感謝の言葉を伝えるのもお忘れなく。今年も世界中のお母さんが笑顔に包まれる素敵な一日となると良いですね♪

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