結婚式のお呼ばれは、大変嬉しいものですよね。しかし、初めての結婚式のお呼ばれでは、マナーやってはいけないことが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚式には決まったマナーややってはいけないことがあるため、悩む方が多いのも事実です。

そこで、今回は結婚式でやってはいけないことを、項目ごとに分けてご紹介していきます。マナーチェックリストがありますので、リストを確認しながら結婚式の準備を整えてくださいね!

結婚式でやってはいけないこと10選

結婚式ではタブーとされていることは、意外と多いもの。そこで、結婚式でやってはいけないことを10の項目に分けてご紹介していきます。

〔準備編〕招待状

結婚式の招待状をいただいたのに、返事を出していなかったり、郵送が遅くなってしまうのは、失礼にあたります。
結婚式の招待状を受け取った際には、2~3日のうちに返信するのが望ましいです。遅くても一週間以内には返信ハガキが届くように意識しましょう。
また、もし参列できないときには、余り早く返信してはいけません。その理由は、「最初から行きたくないのだ」と捉えられてしまう可能性があるためです。「どうしても都合がつかなく残念です。」との気持ちが伝わるよう細やかな配慮をすると良いでしょう。

〔準備編〕祝儀

結婚式の祝儀を汚れたお札にしてしまったり、金額を割り切れる偶数にしてしまうのは、やってはいけません。結婚式の祝儀はピン札を包むのがマナーです。
また、包む金額は、割り切れる偶数は絶対にいけません。割り切れる=二つに分かれる、などと不吉な印象があるためです。
結婚式は前もって日取りが決まっているため、新しくきれいなお札を用意する時間がありますよね。心からお祝いする気持ちを表すためにも、ピン札を入れるのがマナーとなっています。

また、祝儀の金額については以下の通りになります。

  • 叔父叔母 50,000円程度
  • 従妹など身内 50,000円程度
  • 友人 30,000円程度
  • 仕事関係 30,000円程度

金額は、地域や関係性によっても変わるため、結婚式へ一緒に出席される方がいる場合には、話し合って決めると良いでしょう。

〔準備編〕服装

結婚式に参列する際に、絶対に着てはいけないとされている服装として、主役の新郎新婦より目立ってしまうような派手な格好があります。

・和装の場合
男性は紋付羽織袴など、女性の場合は振袖でもきらびやかなものや、白を基調としたものは避けましょう。
・洋装の場合
男性はタキシード白いスーツは新郎とかぶってしまうのでタブーです。
女性も、新婦とかぶってしまう白いドレス金糸銀糸の刺しゅうなどが施されている振袖などは、やってはいけないとされています。

〔当日編〕受付

式場に着いたら、まずは受付を済ませます。
受付には、次々と列席者が来るため、例え受付の方が知り合いだとしても、余計な話しかけをしてはいけません。「本日はおめでとうございます」などの、あいさつ程度にとどめておきましょう。

祝儀袋は、袱紗(ふくさ)に入れて持っていくのがベストです。しかし、持ち合わせがない場合は、明るめの色合いの風呂敷に包むのが最低限のマナーです。まちがっても、祝儀袋をはだかのまま握って持っていくなどはしてはいけません。

〔当日編〕挙式

結婚式に招かれたら、式開始15分前には会場につき、受付をすませるようにします。会場に早く着きすぎてもいけません。30分以上前に着いてしまったときは、車の中で待つなど会場近くにはいかないようにします。準備段階の花嫁と鉢合わせ、なんてハプニングが起きてしまわないよう注意したいものですね。
挙式は神聖な場所のため、騒いで迷惑をかけるようなことはやってはいけないです。

〔当日編〕披露宴

万が一、披露宴に遅刻してしまったときに、バタバタと勝手に会場に入っていくことはやってはいけません。挨拶中やケーキ入刀の最中などを避け、ゲストが食事をしているときに会場内へ入るといいですね。もし遅刻してしまったら会場関係者にお願いして、タイミングを見計らってもらうと良いでしょう。

また、披露宴の際にお酒が入り、機嫌が良くなったからといって、騒ぎすぎるのはやってはいけません。盛り上げるところは拍手をしたり、話している方がいるときには静かにしたりと、臨機応変に対応したいですね。

〔当日編〕食事

乾杯前に食事をいただいてしまったり、「ワー美味しそう!」などとつまみ食いのようなことは、やってはいけません。そして、なるべく好き嫌いもしないようにしたいです。ナイフとフォークの使い方など、最低限のマナーを勉強していくと安心ですね。

〔二次会〕服装

披露宴参列の時と同様に、肌の露出の多い服装は避けるべきです。合コンや婚活パーティーと勘違いしているように思われてしまっては、失礼になりますよね。
二次会も新郎新婦が主役ですので、ゲストの派手すぎる服装はタブーです。

〔帰宅編〕忘れ物をする

帰り際に忘れ物をしてしまうと、迷惑をかけてしまうので、やめましょう。誰もわざわざ忘れ物をしようとは思わないでしょうが、結婚式に招かれて忘れ物をするということは、『幸せのお裾分けを置いてくる』と思われてしまいます。
捉えようによっては拒否しているように見えてしまうため、細心の注意を払って忘れ物がないか確認しましょう。

〔後日編〕引き出物のカタログギフトの注文を忘れる

引き出物のカタログギフトの注文を忘れるのは、失礼になります。カタログギフトには、注文の締め切り日があるので、確認してください。せっかく感謝の意味でいただいたものですので、できるだけ早く注文するようにしましょう

結婚式でムービー作成・受付・スピーチを頼まれた場合のやってはいけないこと5選

ムービー作成や受付、スピーチなど、番外編としてやってはいけないことを5つに分けてご紹介します。

ムービー作成を頼まれた場合

ムービー作成を頼まれたのに、仕上げられないと迷惑がかかってしまいます。また、作成できたとしても、勝手に人の写真を使ったり、著作権に関わる内容だったりしてはいけません。ムービー作成を頼まれた際には、本当に自分でできるのか、どのくらいのクオリティを求められているのか確認するようにしましょう。
結婚式に限りませんが、動画の編集などの経験がないと難しいと思われます。安請け合いをして結果的に間に合わない、また、出来栄えが酷いものになってしまっては結婚式に水を差す形になってしまいますので、注意が必要ですね。

また、プロジェクターを借りられるのか、費用がかかるのかを、式場や新郎新婦に確認しておいた方が良いでしょう。

受付を頼まれた場合

受付をしてほしいと依頼されたら、基本的に断るべきではありません。服装は、華やかな色合いは避けましょう。来賓は新郎親族の身内や勤め先の上司などもいらっしゃるので、失礼のないように対応します。フォーマルでシンプルな服装がいいですね。
大事な招待客の対応を任されたのですから責任をもってしっかり行いましょう。

スピーチを頼まれた場合

スピーチを頼まれのに、練習もせずに本番を迎えてしまい、その場の流れで話してしまったり、名前を間違えたりしてはいけません。また、便箋を見ながら読む際には、その際に手元ばかりを見て、顔も上げずに読み上げるようなことはやめましょう。
ミスを避けるためにも、事前に練習を行えると良いですね。
事前にお願いされているのですから、しっかり準備しておくのもマナーの一つでしょう。

余興を頼まれた場合

結婚披露宴の盛り上げ役として余興をお願いすることは定例となっていますよね。楽しく笑いを呼ぶような余興はにぎやかで喜ばれるものですが、ふざけすぎはいけません。あくまでも披露宴なので、仲間内のパーティーではないことを念頭に置いて企画し、余興を行いましょう。

お車代やお礼をもらった場合

お車代やお礼などをもらってしまうと、さらにお返しをしなければ……と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それはやってはいけないことです。新郎新婦にしてみれば、「遠い所をわざわざ来てくれて嬉しい」「お願い事を引き受けてありがとう」と感謝の気持ちですから、返してしまっては逆に失礼に当たります。ありがたく頂戴するのが良いでしょう

結婚式のマナーチェックリスト

招待状結婚式の招待状の返信は、2~3日のうちになるべく早く届ける
祝儀ピン札を入れる
奇数の金額にする
袱紗(ふくさ)、または明るめの色合いの風呂敷に包む

【金額】
叔父叔母 50,000円程度
従妹など身内 50,000円程度
友人 30,000円程度
仕事関係 30,000円程度
服装白を基調としたものは避ける
新郎新婦より目立たないように
靴はキレイにしている
男性は、白ネクタイ
女性は、装飾品の準備
式場までの準備交通機関を調べる
遠方の場合は、宿泊場所の予約をする
日時の再チェック
受付15分前に受付を済ます
挙式騒がないようにする
披露宴遅刻の場合は、入室するタイミングを見計らう
騒ぎすぎないようにする
食事乾杯の後から食事を始める
つまみ食いなどはしない
なるべく好き嫌いもしない方が好ましい
帰宅時忘れ物がないように最終チェック
後日カタログギフトの場合は注文を忘れない
余興無理やり参加させない
誰もが楽しめる内容であるか
スピーチ挨拶内容に失礼がないか
練習を重ねる
便箋を用意する
ムービー著作権を守れているか
写真等を使用する場合は、許可を取る
期日までに作成を間に合わせる
プロジェクター等の確認をする

結婚式はマナーを守って参列しよう

やってはいけないことの主な内容として、祝儀の金額=偶数、服装=華美・白は、特にやってはいけないと覚えておきましょう。

結婚式は新しい人生のスタートに立ち会わせてもらえる貴重な時ですので、新郎新婦にとっても招待された人にとっても、心に残る良き日であるように事前準備はきちんとしましょう

『マナーチェックシート』も記載していますので活用いただき、マナー違反にならないようにしてくださいね。

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