はじめに

春を迎える季節の節目「立春(りっしゅん)」は、毎年2月4日頃で、年によって多少前後します。

ここでは立春を数える二十四節気について解説し、今年の立春はいつなのか?立春の行事や、立春にすると良いこと、運気を上げることを詳しく紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めて下さいね。

2.二十四節気とは?

二十四節気(にじゅうしせっき)は紀元前の中国で生まれ、日本には奈良時代(710~794年)に伝わりました。二十四節気は太陽の黄道(太陽が移動する道)から算出するため、新暦では毎年±1日程度の誤差が生まれます。1年を春夏秋冬の四季に分け、さらにそれぞれを6つに分けるので【4×6=24節気】となります。

二十四節気を算出する時の基準となるのが、夏至(げし)、冬至(とうじ)、春分(しゅんぶん)、秋分(しゅうぶん)の日で、当時、日時計で観察しやすかったこの4つの日を「四至(しし)」と呼び、陽が最も長い夏至、陽が最も短い冬至、陽が昼夜等分になる春分と秋分として定めています。

【四至(しし)】
  • 夏至(げし)    最も陽が長い日6月21日ごろ
  • 冬至(とうじ)   最も陽が短い日12月22日ごろ
  • 春分(しゅんぶん) 冬至から夏至までの真ん中3月21日ごろ
  • 秋分(しゅうぶん) 夏至から冬至の真ん中9月23日ごろ

この4つの日の中間点が、季節が始まる日として四立(しりゅう)と決められました。

【四立(しりゅう)】
  • 立春(りっしゅん) 2月4日ごろ
  • 立夏(りっか)   5月6日ごろ
  • 立秋(りっしゅう) 8月8日ごろ
  • 立冬(りっとう)  11月7日ごろ

四立の前日が「節分」となり、このように節分は年に4回あるのですが、特に1年の終わりになる立春の前日(2月3日ごろ)が、特に重要な節とされています。ちなみにこれらは太陽の動きによって算出されるため、実際に体感として寒い、暑いは関係していません。

3.今年の立春はいつ?

二十四節気は太陽の黄道(太陽が移動する道)から算出するため、毎年国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」が立春になります。

【今年の立春は?】
  • 2022年 2月4日
  • 2023年 2月4日
  • 2024年 2月4日
  • 2025年 2月3日
  • 2026年 2月4日

立春は暦の上で始まりとされる重要な日なので、元旦と同じような意味合いがあります。しかし実は、立春とは、その日だけを指すのではなく、次の節目が始まるまでの15日間ぐらいを指すものなので、正しくは2月4日~2月18日ころまでが立春になります。

4.立春の行事は?

節分祭の提灯

立春に行われる国民的行事は特にありませんが、立春の前日は「節分」になるため、節分の行事として豆まき厄払いが有名です。立春にすると良いこととしては、「立春大吉(りっしゅんだいきち)」「恵方参り(えほうまいり)」があります。

立春大吉

「立春大吉(りっしゅんだいきち)」とは、暦の上で新年を迎えた立春の日に、その年の幸せを願う「開運招福」の意味があります。立春大吉と書かれたお札を、玄関に貼ると厄除けにもなり、「除災招福」の意味になります。

立春大吉は禅宗の曹洞宗の開祖である道元禅師の法語「立春大吉文」に由来するもので、意味は「立春はおめでたい」というものなのですが、語り継がれている逸話のひとつに、面白いものがあります。

むかしむかし「立春大吉」と書いたお札を玄関に貼っていたところ、鬼が家の門をくぐって侵入した時に、ふと振り返って見ると、門に貼られた立春大吉のお札を裏側から目にします。鬼はこの札を見てこの家に入ったはずなのに、「まだこの家に入っていなかったのか?」と勘違いしてしまい、振り向いたまま家から出て行ってしまい、難を逃れたというものです。これは半紙に立春大吉と縦書きすると左右対称文字のため、裏から見ても同じに見えるというところがポイントです。

このお札は禅宗の寺院で入手することもできますし、半紙や和紙に自分で手書きするのもよいので、今年はお手製でお札を作ってみてはいかがでしょうか?お札は立春の日に、家の門や玄関に、目より高い位置に貼るのが良いとされていますので、立春の早朝、または節分の夜24時を過ぎたら貼りましょう。お札に直接テープやピンを刺すのは望ましくないことなので、お札は台紙などに貼り付け、テープやピンは台紙に刺すようにします。

恵方参り

「恵方参り(えほうまいり)」とは、新年に当たる立春に、その年の恵方の方角にある神社仏閣へ行ってお参りすると良いとされています。通常神社では願い事はしないものですが、この恵方参りの時だけは特別で、その年の願い事を一つだけお願いすることができます。この時の神社仏閣は、自宅から750m以上離れたところへ足を運ぶということが重要です。あまり近すぎてはだめということですね。

恵方と言えば、昨今では節分に食べる「恵方巻」の方が有名になってしまいましたが、恵方巻も節分に恵方を向いて無言で太巻きを食べるという習わしです。恵方は毎年変わりますので、自宅を基準としてスマートフォンなどで方位を確認すると良いでしょう。最初に方位0度の北を確認し、恵方を割り出してください。

【今年の恵方は?】
  • 2022年 北北西やや北 345度
  • 2023年 南南東やや南 165度
  • 2024年 東北東やや東 75度

厄払い

厄払い(やくばらい)は、立春の前日の節分の行事ですが、併せて紹介します。節分が大晦日、立春がお正月と同じ意味があるため、年が変わる節目である節分が重要になります。そのため、神社仏閣では節分に厄払いの行事として節分祭が行われます。一般に神社では厄払い、寺院では厄除けと呼び、季節の変わり目には「邪気が生じる」ことから、豆をまいて悪い邪気(鬼)を追い払い、新年の無病息災を願います。この年が厄年に当たる方はぜひ厄払いを行いましょう。

厄年は人生の節目となる年で、災難や凶事が起きやすい時期と言われています。特に女性の場合、30代は32才、33才、34才、36才、37才、38才と、ずっと厄年が続きます。この年代は仕事や結婚や出産など、人生の大きな変化が起こる時期なので、心身共に不調に陥りやすい要注意期間と言えます。しっかり厄払いを行いましょう。

【女性の厄年】
  • 前厄 18才、32才、36才、60才
  • 本厄 19才、33才(大厄)、37才、61才
  • 後厄 20才、34才、38才、62才

5.立春にすると良いことは?

ふきのとう

立春にすると良いことは、「新年に相当する」と考えるとわかりやすいかもしれません。立春は運気が切り替わるタイミングにもなるので、立春にすると良いことを具体的に紹介します。

①身の回りを清掃する

年末と同様に立春までに身の回りの清掃を行って、新年を迎えましょう。自宅に貯め込んでいた古いものは処分して、窓を開けて空気を入れ替え、新しい空気を家の中へと取り込みましょう。特に邪気が入りやすい玄関は念入りに掃除し、窓やベランダを整えて風の通りをよくすると、家の運気が上がると言われています。

②新しいものを身につける

運気が切り替わるタイミングなので、何か一つ新しいものを買って身につけると良いでしょう。買うものは願いに応じて、金運を上げたいと願うならば財布、新しい出会いのタイミングを願うならば腕時計などを考えてみて下さい。高価なものでなくても、新しい食器や、新しいタオル、口紅やネイルカラーなど身近なコスメでも良いのです。新しいものを取り入れることでよい運気が舞い込んできます。

③新しいことを始める

新しい習い事や、新しい趣味など、新しいことを始めると運気が上がります。形式にこだわらずに、就寝前にストレッチ体操を始めるなど、身近なことでも良いのです。今までやろうと思っていてできなかったことを、一つ始めてみましょう。小さなことでも、長く続けるという気持ちで始められると良いですね。

④旬のものを食べる

旬のものを食べるのは、身体にとって理に適っています。「春は苦み」と言われるように、苦みのある春の山菜を食べることは、身体の毒出し、デトックスになります。立春の時期の山菜の代表は「ふきのとう」です。早春に雪の中から小さな頭を出すふきのとうは、独特の芳香とさわやかな苦みがあり、天ぷらにすると絶品です。料理をあまりする機会がない方は、蕗みそなど市販品も多く販売されているので、試してみると良いでしょう。このほか、根付き三つ葉さやえんどう春の野菜です。魚では白魚(しらうお)鰆(さわら)鰊(にしん)春を代表する魚です。ぜひこの時期の献立には、旬のものを1品取り入れてみて下さい。

まとめ

立春について、その由来やすると良いことなどを詳しく紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

春という名称であっても、2月4日ごろは体感としては最も寒い時期です。気持ちを引き締めて新たな年をお迎えください。

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