家族や自分が毎日使う「トイレ」は、家の中でも特に汚れやすく濁った気が溜まりやすい場所です。実は、風水的にトイレは住む人の金運や健康運に影響してくるとても大事な場所なのです。汚れやすい場所だからこそ清潔に保ち、色や匂いに気をつけていれば風水的にも運気がぐんとアップします。

今回はトイレに相性の良い色や運気をアップさせるためのポイント、注意するべきポイントについてご紹介します。

風水においてのトイレの意味とは?

風水では、運気の出入り口である玄関と同じくらいトイレも重要な場所です。トイレは「不浄の空間」「不浄の場所」とされており、とくに健康運や金運に影響がある場所なのです。トイレを汚い状態のまま放置していると「金運がにごり、病にかかる」と言われているほど風水では無視できない場所となっています。
身体的な健康だけではなく、心の健康にも影響が出るので「なんとなく体調が悪い」「最近理由もなくイライラする」などと言うときには、トイレをチェックしてみてください。

密閉状態で狭い空間であるトイレは、気が循環しにくいため陰の気を発しやすいです。どの方角にトイレを設置しても吉にはならないので、常に清潔を保つように心がけましょう。

風水的にトイレと相性の良い色・悪い色

不浄の場所と言われているトイレですが、陰の気が溜まりやすいからこそ少しでも運気をアップさせたいですよね。そんな時は、陰の気を追い払うために「明るい色」を取り入れると良いでしょう。
具体的には「ラベンダー、ライムグリーン、白、桃色」がとても相性の良い色です。
トイレマットやスリッパ、便座カバーなどトイレにある物の色を変えるだけでも違ってくるので実践してみましょう。どのアイテムにどの色を取り入れると良いのかご紹介します。

トイレマットやトイレスリッパの色

トイレマットやトイレスリッパの色はラベンダーまたは白色で統一すると良いでしょう。ラベンダーと白色は浄化の作用をもたらしてくれます。
また、アイボリーやベージュ、ライトベージュなどの落ち着いた色は運気を安定させてくれる効果があります。
女性の一人暮らしであれば、ピンク色もオススメです。他の色にしたい場合は、なるべく明るい色のパステルカラーを取り入れるのが無難です。

トイレの壁紙の色

トイレの壁紙の色は、自分が見ていて楽しくなるような明るい色や華やかな色の壁紙を選ぶようにしましょう。パステルカラーや白色、明るい水色などがオススメです。
また、紫色は風水では厄払いの色なのでトイレに使用するのも良いとされています。濃い色合いのものではなく、淡い色合いの紫を選びましょう。

トイレの壁紙やトイレマットが花柄で統一されている家があると思いますが、実は花柄は陽の気の作用があるのでトイレとはとても相性がよく、陰陽を整えてくれる効果があります。花柄にもいろんな種類があると思いますが、トイレと相性の良い色と組み合わせると良いでしょう。

トイレと相性の悪い色

トイレと相性の悪い色は「黒、茶色、グレー、赤色」です。暗い色は圧迫感があり、それだけで狭い空間になってしまうので運気が下がってしまう恐れがあります。特に陰の気を増幅させてしまうので、トイレに使用するのは避けましょう。

赤色は気の強い色なのでトイレには不向きな色ですが、差し色として使用するのは大丈夫です。これらの色をトイレに使っている場合は、早めに違う色にすることを検討してみてくださいね。

運気をアップさせるトイレの風水ポイント

トイレの色を相性の良いものに変えても、「不調が続いているな……」と感じたら見直しが必要です。実は、色だけではなくトイレの照明や匂いも運気に関係してくるのです。
ここでは運気をアップさせるトイレの風水ポイントを紹介します。

明るい照明にする

トイレの照明は暖色系の明るいものを使用しましょう。
賃貸などで既についている照明は薄暗いものが多いですが、薄暗い照明は陰の気が強まるとされています。特に窓のないトイレでは太陽の光が届かないため、運気が下がりやすくなってしまうのです。風水では明るい照明は陽の気を高めてくれると考えられているので、トイレでも意識してみると良いでしょう。

風景の絵を飾る

小さな観葉植物や花をトイレに置くと良いのですが、スペースがない場合は花の絵や風景の絵を飾ることで代用できます。また、写真を貼る場合は太陽や花の写真がオススメです。
太陽や花、風景は陽の気を呼び込む作用があるので、トイレに飾ると陰陽の気のバランスを整えてくれる効果があります。飾る位置や飾り方は「自然に目に入る位置」が良いでしょう。圧迫感を与えるような大きい絵ではなく、小さめで優しいイメージの絵を置いてくださいね。

アロマやお香でいい匂いにする

トイレの香りは優しい自然の香りが風水的に良いとされています。天然アロマ、お香、浄化作用が強い白檀などがオススメです。お香はトイレの空間の気を清らかにしてくれるので、トイレ掃除が終わったあとに焚いてみましょう。
天然アロマはラベンダーやミントなど爽やかな香りがベストです。自分の好みの香りではない場合は、無理に取り入れる必要はありません。
一番大切なのは清潔に保つことなので、市販のトイレ用消臭剤など好きな香りを置くと良いですよ。

トイレマットやトイレスリッパを用意する

トイレでの悪い気を部屋の中に持ち込まないようにするため、トイレマットやトイレスリッパは必須アイテムです。トイレマットやスリッパは清潔に保つために、定期的に洗うか買い替えるようにしましょう。
足元を清潔にしておくことは、仕事運や健康運において大切なことなので気をつけるようにしてくださいね。

換気や浄化をする

気の流れを良くするために換気は風水においてとても大切なことです。窓があれば一番良いのですが、なければ換気扇を回して空気を入れ替えましょう。トイレ用のコンパクトな空気清浄機もオススメです。
常時換気扇を回せない場合は「盛り塩」を置いてみましょう。盛り塩はお清めや厄払いの効果があるので、風水では鏡や水晶と並ぶほどのラッキーアイテムなのです。同じ理由で、水晶をトイレに置くのもオススメです。キラキラした水晶を飾ると悪い気を追い払ってくれますよ。

ここに注意!運気を下げないためのポイント

色や運気の上がるポイントを説明しましたが、逆に運気が下がってしまうトイレでの行動があることをご存知ですか?風水的にも気をつけて欲しいトイレでのポイントをご紹介します。どれも簡単に直せるものばかりなので、当てはまることがあれば改善してみましょう。

便器の蓋を閉めておく

便器に溜まった水は、汚れていないように見えても風水的には「汚水」という扱いになるため、陰の気が出てこないように蓋を閉める癖をつけましょう。
特に気をつけて欲しいポイントは「水を流すときは蓋を閉めてから行う」こと。トイレの水を流すと、細かい飛沫が飛び散るので壁や床に悪い気が一緒にくっついてしまうのです。用を足したあとは必ず蓋を閉めてから水を流すようにしてくださいね。

トイレットペーパーのストックを置かない

トイレにあるものは厄がつくと考えられているので、トイレットペーパーのストックを大量に置くことはやめましょう。
ストックのトイレットペーパーを使い終わるまで長い日数がかかりますよね。その間に厄がついてしまうので、そのままトイレットペーパーを使用すると運気が下がってしまいます。どうしても置きたい場合は、1~2個など少ない個数に留めておきましょう。

家族の写真を飾るのはNG

厄の溜まりやすい場所に、ペットを含む家族の写真をトイレに飾ると健康運に影響が出るのでやめましょう。家族が描かれた絵も同様です。病気やケガをしやすくなると言われているので、家族の写真や絵を飾っていたらすぐに撤去してください。

トイレに長く滞在しない

風水では「排泄する場所=厄落としの場所」と考えられています。
トイレにスマホや本などを持ち込んで、用が済んだ後もつい長居してしまう人もいるかと思います。しかし、トイレに長時間滞在することは、陰の気をずっと浴びていることになります。持ち込んだスマホや本にも厄がついてしまい、運が下がる原因になるので長居する癖がある人は注意してください。

時計やカレンダーなどを置かない

トイレに時計やカレンダーがあると、ふと確認したいときに便利ですよね。ですが、トイレに時計やカレンダーを置くと厄がつくので要注意です。時間に関係する物に厄がつくと、人との約束や予定にトラブルが起こって人間関係が複雑になってしまいます。
あなたやあなたの家族に悪影響が出る可能性があるので、「時間」に関するものは置かないようにしてくださいね。

まとめ

トイレにオススメの色や開運ポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。家族や自分が毎日使う場所だからこそ、少しずつ良い気が流れるようにしたいですよね。
暖色系や柔らかい色合いのもの、白やパステルカラーを積極的に使ってみてくださいね。
どれも今日から実践できるものばかりなので、風水を上手に取り入れて運気アップに繋げていきましょう。

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