黄色い中心部分が白い花びらに囲まれたデイジーは、まさに絵にかいたような花の姿をしています。この記事では、デイジーについて以下の内容を解説します。

  • デイジーの開花時期
  • デイジーの基本情報(別名や原産地など)
  • デイジーの花言葉
  • デイジーの育て方
  • デイジーとマーガレットの違い

「デイジーの咲く季節はいつだろう?」「どんな花言葉があるの?」と気になる人は、ぜひ最後までご覧くださいね。

デイジーが咲く季節は12〜5月!誕生花も紹介

開花時期12〜5月
誕生花1月9日・1月12日・1月27日・2月15日・3月4日・3月5日・3月6日・3月10日・3月12日・3月17日・5月27日・5月29日

デイジーが咲く季節は12〜5月頃までとなります。デイジーは半年近くも開花期間がある生命力の強い花です。
寒い冬の時期から花が咲くため、耐寒性は比較的ある方です。ただし強い霜にあたると花が痛むため、雪の降る地域ではデイジーの霜よけ対策が欠かせません。

デイジーはどんな花?原産地や花の色など特徴を解説

デイジーの原産地や花の色など、基本的な情報を以下にまとめました。

科目キク科
原産地ヨーロッパ
形態一年草
花の色赤・白・黄色・紫・ピンク など

デイジーは日本では一年草(1シーズンだけ咲く花)ですが、原産地のヨーロッパでは多年草(翌年以降も開花する花)扱いとなります。デイジーは日本の気候だと冬越しが難しいため、一年草になったとされています。

またデイジーの色は白がポピュラーなイメージですが、カラーは非常に豊富です。カラフルだと花束のアレンジがしやすいため、デイジーはプレゼントにも向いている花と言えるでしょう。

デイジーの別名は「雛菊」「延命菊」「長命菊」

デイジーには3つの別名があります。

  • ヒナギク(雛菊)
  • エンメイギク(延命菊)
  • チョウメイギク (長命菊)

ヒナギクと名付けられたのは、小さくてかわいい菊のような花」が由来だとされています。(雛は「小さくてかわいい」という意味をもちます。)エンメイギク・チョウメイギクの別名は、デイジーの開花期間が長いことから名付けられました。

デイジーの原種は3種

デイジーは豊富なカラーや品種がありますが、元となった原種は3種です。

原種の名称特徴
イングリッシュデイジー花径2センチほどで小ぶりな一重咲きの花。
ポンポネット花径3センチほどの八重咲き。菊のように丸い花の形をしている。
チロリアンデイジー花径5センチほどに成長し、デイジーの中では大輪。

イングリッシュデイジーが、もっともスタンダードなデイジーです。ポンポネットチロリアンデイジーは花全体が丸みを帯びており、立体的な花の形をしています。
また、イングリッシュデイジーは白や薄紫などの淡い色合いが多めですが、ポンポネットとチロリアンデイジーは赤や濃いピンクなどの色もあります。

デイジーの花言葉を色別に紹介

黄色のデイジー

デイジーは色ごとに異なる花言葉をもっています。誰かにデイジーを贈りたいときは、花言葉からデイジーの色を選ぶのもおすすめです。ここではデイジーの花言葉について見ていきましょう。

デイジー全般の花言葉「美人」「希望」「純潔」「平和」

まずはデイジー全般の花言葉をお伝えします。

  • 美人
  • 希望
  • 純潔
  • 平和

デイジーはどの花言葉もポジティブな意味合いが多いですね。なお「美人」の花言葉は、デイジーの学名「Bellis perennis」に関係しています。「Bellis perennis」はラテン語の「bellus(=美しい)」が語源です。そのため、デイジーに「美人」の花言葉付けられました。

赤いデイジーの花言葉「無意識」

赤いデイジーの花言葉は「無意識」です。由来は諸説ありますが、ここではギリシャ神話の妖精ベリデスと果樹園の神ベルタムナスのお話を紹介します。

ある日、妖精ベリデスは恋人と森で踊っていました。その様子を偶然目にした果樹園の神ベルタムナスは妖精ベリデスに一目ぼれし、しつこく求愛するようになったそうです。妖精ベリデスは困り果て、貞操の神アルテミスへ助けを求めました。貞操の神アルテミスは妖精ベリデスを花の姿へ変えることで助け、その花がデイジーとなりました。

鮮烈な赤いデイジーには、無意識に人を惹きつけてしまう魅力があるのかもしれませんね。

白いデイジーの花言葉「無邪気」

白いデイジーの花言葉は「無邪気」です。白は一般的に純粋さや無垢なイメージの色。白いデイジーは素朴ながらもかわいらしい印象があり、無邪気さがよく表れていますね。なおデイジーの一種シャスタ・デイジーには、「忍耐」「耐え忍ぶ」といった花言葉もあります。

黄色のデイジーの花言葉「ありのまま」

黄色のデイジーの花言葉は「ありのまま」です。「ありのままでいいんだよ」「あなたらしくいてね」といったメッセージ性の強さを感じる花言葉ではないでしょうか。黄色の花言葉にはネガティブな意味が多い傾向のため、黄色のデイジーならプレゼントに贈りやすいかもしれません。

紫のデイジーの花言葉「元気」「健やか」

紫のデイジーは「元気」「健やか」という花言葉があります。紫は一般的に大人っぽさやおしとやかなイメージのある色ですが、デイジーの花言葉ではまた違う印象となっていますね。花を贈る相手の健康体を気遣うなら、紫のデイジーがおすすめです。

ピンクのデイジーの花言葉「希望」

最後にご紹介するピンクのデイジーは、「希望」という花言葉をもっています。ポジティブな花言葉のため、相手を問わずプレゼントしやすいですね。
ピンクのデイジーは淡い色の品種もあれば、濃いショッキングピンクのような品種もあります。色の濃淡でデイジーの雰囲気も変わるため、どのピンクにするか選ぶのも楽しそうですね。

初心者もOK!デイジーの基本的な育て方

群れ咲くデイジーの花

デイジーは、ガーデニング初心者でも育てやすい花です。デイジーを育てるのに適した条件などを以下にまとめました。

植え付け時期8月下旬〜9月上旬
土質水はけのよい土質にする
(腐葉土や堆肥などの有機質に富んだ土質だと◎)
日当たり日当たりの良い場所を選ぶ
肥料植え付け時に緩効性肥料/開花中に定期的に追肥

デイジーは次から次へと花を咲かせます。咲き終わった花を放置すると病気の原因になるため、茎ごと切除し、他の元気な花に影響を与えないようにしましょう。

なお肌寒い季節は午前中に水やりをするのがポイントです。午後以降に水を与えると、夜になっても土の中が湿っており、根元がでダメになる可能性があります。水やりは早めの時間におこなうよう心掛けてください。

似ている!デイジーとマーガレットの違い3つ

デイジーマーガレットは、見た目がとても似ています。
しかし、よく観察すると異なる部分があるため、見極めるのはそこまで難しくありません。デイジーとマーガレットの違いは主に3つあります。

  • 開花する季節
  • 花の草丈
  • 葉の形

それぞれの違いについて見ていきましょう。

① 花の咲く季節

デイジーとマーガレットは花の咲く季節が違います。

  • デイジーの開花時期:12〜5月頃
  • マーガレットの開花時期:3〜7月頃

3〜5月については時期が被っているものの、それ以外の季節であれば見極めが可能です。まだ寒い冬の季節に咲いている花はデイジー、暑くなりはじめた初夏に咲いているのはマーガレットと認識できます。

② 花の草丈

花の草丈(花の背の高さ)も、デイジーとマーガレットを見極める一つの要素です。

  • デイジーは小さい(草丈10〜20センチ程度)
  • マーガレットは大きい(草丈1メートル程度)

デイジーに比べると、マーガレットは非常に背が高いです。野生で生えているデイジーとマーガレットなら、草丈の違いは一目瞭然でしょう。

また、花の大きさもデイジーは小ぶりで、マーガレットは大きめです。デイジーとマーガレットどちらか迷ったときは、草丈と花の大きさを観察してみましょう。

③ 葉の形

葉の形も異なるため、デイジーとマーガレットを見極めるポイントになります。

  • デイジーの葉:楕円形でつるんとしている
  • マーガレットの葉:たんぽぽのようにギザギザしている

また葉の形だけでなく、葉の生える位置も両者で異なります。デイジーの葉は根元中心に生える一方、マーガレットの葉は茎の途中からも生えています。

見た目が似ているデイジーとマーガレットですが、比べてみると意外と違うことが分かりますね。

冬から春までデイジーを長く楽しもう

今回はデイジーが咲く季節花言葉など、デイジーの情報を詳しくお伝えしました。デイジーの開花時期は12〜5月頃までとなり、長期間にわたって楽しめる花です。花言葉にはポジティブな意味が多く、「希望」「美人」などプレゼントで喜ばれそうな意味をもっています。

デイジーは初心者でも育てやすい花のため、庭先や玄関で寄せ植えなどを楽しむのもいいでしょう。小ぶりでかわいらしいデイジーをぜひ育ててみてくださいね。

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