は風水において大きなパワーを持っており、運気に強い影響を与える特別なアイテムだといえます。ですがそれだけに、取扱いに注意しないと逆に運気がダウンすることもあるのです。毎日使うアイテムですので、間違った置き方や使い方をしないようにしっかり勉強して知識をつけていきましょう。

風水における鏡の意味・効果

鏡は風水においてどのような意味や効果を持っているか、まずは解説します。形状によっても効果が異なりますので、アップしたい運気を考慮しつつ自分で選ぶ際の参考にしてください。

鏡の基本的な意味・効果

日本でも、天皇の即位の礼三種の神器の一つとして鏡が使われます。それほど儀式などの重要な場面で使われる鏡ですが、風水でも同じく重要なアイテム。鏡は水の気を持ち、効果としては、気を跳ね返したり、映すものの力を倍増したり、流れを変えてくれる力があるとされています。ですが、これらの効果は良い気に対しても悪い気に対しても有効ですので、使い方が間違っていると良い気を跳ね返してしまったり、悪い気を増幅させてしまうこともあるのです。

鏡の形状と風水的特徴

鏡にも様々な形がありますが、もっとも運気アップに良いのは八角形のもので、8つの方向から運気を呼ぶ効果があるとされています。円形の鏡は人間関係に良く、楕円形の場合も同じく人間関係アップに加え、気を拡散する効果もあります。正方形は気を安定させる効果、縦長の鏡は物事の流れをスムーズにし、横長の場合は金運アップや心を安定させる効果があります。また、サイズは大きい方がパワーを持ちますが、部屋全体が映るなど必要以上に大きい場合は災いを招くといわれています。逆に小さすぎても問題で、姿見鏡は自分の姿が部分的に切れないように、全身しっかり映るものが望ましいです。お化粧用などのもともと小さいものは問題なく、壁掛け用の小さなものも、自分の顔がしっかり映る高さにしておけば大丈夫です。

風水と鏡の位置の関係「玄関」

玄関の鏡

玄関は気の入口であるため、鏡が与える影響がもっとも強い場所といっても過言ではありません。それだけに悪い置き方にならないように気をつけてください。

良い鏡の位置

玄関ドアから家に入って右手に鏡を置くと、出世しやすくなるなど仕事運がアップします。また、人間関係の運をアップすることも可能です。逆に左手に置くと、金運アップの効果や恋愛運アップの効果が望めます。サイズとしては、可能なら姿見鏡を置くことをおすすめします。また、八角形のものも玄関には最適だとされていますので、おすすめです。

悪い鏡の位置

玄関から家に入って正面に鏡を置くと、玄関から入ってきた気が跳ね返されてしまい、良くありません。悪い気も跳ね返してくれますが、良い気も跳ね返してしまうため、運気アップにはつながりにくいです。どうしても位置を動かせないという場合は、観葉植物や仕切りなどを置くと影響を防ぐことができます。前述の通り、家に入って右手と左手に置くとそれぞれ風水の開運効果が望めますが、両方に置いてしまうと2つの鏡が運気を跳ね返し合ってしまい、その場にとどまることになりますのでやめましょう。

風水と鏡の位置の関係「リビング」

リビングに鏡を置く場合、の方角に置くと恋愛運・家庭運・仕事運など全体運をアップすることができます。リビングには姿見鏡のような全身が映るものが良いといわれています。注意点として、リビングは家族が集まるだけあって散らかりやすい場所です。散らかった状態が鏡に映るのは運気低下につながりますので避けましょう。

風水と鏡の位置の関係「キッチン」

キッチンは料理のために水や火を扱う場所で、とても汚れやすく悪い気がたまりやすい場所でもあります。そのため、鏡を置いてしまうと悪い気をさらに増やしてしまい運気を下げてしまいます。特にガスコンロの火が映ってしまうと火傷や火事などの事故が起きやすくなったり、家庭内でトラブルが増えたり、金運が下がってしまったり、不幸になるといわれています。以上のような理由から、キッチンに置くのはおすすめしませんが、食事をしている姿を映すことは良いエネルギーを発生させることになりますので、ダイニングに置くのはOKです。

風水と鏡の位置の関係「洗面所・お風呂」

洗面所の鏡

洗面所の鏡は女性の美しさと関係が深く、きれいに拭いたり置いている周りを常にきれいにしておくことで美しくなれるとされています。もしスペースがあれば、生花を鏡に映るように置くと効果が倍増しますので、試してみてください。ヘアアイロンドライヤーなどは火の気に属しますので、キッチンのガスコンロのように鏡に映った状態が続くと火の気が必要以上に強くなり、災いの原因になります。そのため見えない位置に置くか、洗面台の収納などにしまっておきましょう。なお、使用するときに鏡に映る程度なら問題ありませんので、ご安心ください。

風水と鏡の位置の関係「トイレ」

トイレの鏡

キッチンと同じく、汚れやすい場所であるトイレに鏡を置くことは基本的に良くありません。玄関と同じく避けるべきなのは、トイレに入って正面に設置することです。取り付ける高さも、低すぎると便座に座っているときに気になってしまうため、立ったときに見られる高さだとベストですね。また、便器やゴミ箱など汚れたものが映らないようにするほうがいいですが、見る角度を変えれば大体のものは映ってしまいます。もともと備え付けの場合もあると思いますし、普段は布で覆って使うときだけ見られるようにするのが最も良い対処法になります。

風水と鏡の位置の関係「寝室」

ドレッサーなど寝室に鏡を置いている方も多いかと思いますが、大きいものは寝室には置かないほうが無難です。なぜなら風水では、人は寝ているときに気を吸収するとされており、その姿が鏡に映ってしまうとせっかく吸収した良い気が映った自分に取られてしまうのです。別の部屋に移動させるのが難しい場合は、向きや角度を変えたりやベッドを移動させて寝ているときに映らないようにするか、パーテーションや布などで遮るといいでしょう。同様の理由で、鏡ではなくても姿を写すテレビ画面などにも注意しましょう。ちなみに、アンティーク調のもの、レリーフなどで装飾されたものなど、女性らしい形のものを寝室に置くと女性らしさがアップするといわれています。健康運をアップさせたい人は木製の枠で作られたものがいいでしょう。

鏡に関するNG風水

鏡は風水ではパワーを持つ特別なアイテムですので、便利な反面取り扱い注意の部分もあります。そんな鏡に関するNG風水をご紹介しますので、しっかり頭に入れて上手に利用しましょう。

鏡が汚れている

洗面所やお風呂場などの水場では、水の跳ね返りでよく汚れるかと思います。汚れているとパワーを半減させてしまうだけでなく、悪いエネルギーを増やすようになります。定期的に拭いてピカピカにしておくのが、良い運気を保つコツです。また、洗面所に髪の毛や洗濯物が散らかっていたり、お風呂場のカビなどを映した状態だと悪いエネルギーが増えて最悪な場所になりますので、その点にも注意しましょう。

部屋のドア・窓の正面に鏡を置く

基本的に気はドアから部屋に入ってくると考えられています。玄関の例と同様に、ドアから部屋に入って正面に鏡を置くのはタブーだと考えてください。窓の正面に置くのも避けましょう。良い運気や良いエネルギーである太陽の光を跳ね返してしまうことになり、運気アップできなくなります。

合わせ鏡を使用する

玄関の項目でも触れましたが、鏡を2枚向かい合わせに配置すると、合わせ鏡となって運気が散らばって安定しなくなります。風水では一番良くない置き方ですので、玄関だけではなく、どの場所でもこのような置き方は避けましょう。合わせ鏡にしなくても、部屋に複数置くのも同様に避けるほうが無難です。ただし、卓上の折り畳みできるタイプなら、鏡を隠せますので大丈夫です。

割れた鏡を長期間置いている

割れた鏡は風水では邪気を吸い取り続けて身代わりになってくれたものだと考えます。割れたものに自分の姿を映すのはよくありませんし、放置しておくと運気を落としますので、できるだけ早く処分し、新しいものを購入するようにしましょう。

暗い方向に向けて置いている

鏡を部屋の暗い方向に向けると陰の気を増幅させてしまうため、避ける方が無難です。一番良い方向としては、太陽に向けて置くことだといわれています。太陽の光を反射して部屋に良い気を増やしてくれるのですね。ただしそれが窓の正面になるとまずいので、その場合は少し角度をずらして、部屋に太陽の反射光を取り入れられるようにしてください、

まとめ

鏡は風水では強力なアイテムの一つです。置き方や向きなどに気をつけて、使い方を間違えなければ開運のための心強い味方になってくれますので、今回の記事を参考にぜひ取り入れてみてくださいね。

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