花にはそれぞれ花言葉があり、誰かにメッセージを伝えたいときは花言葉から贈る花を選んでみるのもおすすめです。
この記事では「勝利」の意味をもつ花・植物を13種ご紹介します。勝負事を控えている人や応援の気持ちを伝えたい人へのプレゼントとして、花選びの参考にしてみてください。

「勝利」の花言葉や意味をもつ花7選

ここでは、「勝利」という言葉や意味をもつを紹介します。

  • オダマキ
  • グラジオラス
  • グロリオサ
  • タネツケバナ
  • ナスタチウム
  • ノコギリソウ
  • リンドウ

それぞれの花言葉や花の特徴を見ていきましょう。

1.オダマキ

開花時期5~6月
花の色紫・赤・白など
花言葉「勝利への決意(紫)」

オダマキはキンポウゲ科オダマキ属の植物です。花の色別に花言葉があり、紫の花言葉は「勝利への決意という意味になります。他の色の花言葉は以下の通りです。

  • 全般:「愚か」「必ず手に入れる」
  • 赤:「心配して震えている」
  • 白:「あの人が気がかり」

オダマキは、日本原産の深山(みやま)オダマキと北アメリカなどが原産の西洋オダマキの大きく2種に分類できます。西洋オダマキは深山オダマキに比べ花弁の枚数が多く、草丈も大きいのが特徴です。

2.グラジオラス

開花時期6~9月
花の色紫・赤・白・ピンク・オレンジ・緑など
花言葉「勝利」「密会」「用心」「思い出」「忘却」

グラジオラスはアヤメ科の植物で、縦に整列するようにして複数の花を咲かせます。花は大ぶりで堂々とした出で立ちをしています。色展開も豊富なため、華美な印象の花です。
グラジオラスのまっすぐ伸びる葉は剣に似ているとされ、ラテン語の「gladius(古代ローマの剣)」が花名として付けられました。また、英語では「Sword Lily(ユリの剣)」とも言われています。

3.グロリオサ

開花時期6~8月
花の色赤・白・黄色など
花言葉「栄光」「勇敢」「燃える情熱」

グロリオサはユリ科の花で、波打った形状の花びらが特徴です。赤いグロリオサは、まるで炎が立ち上っているような情熱的な見た目をしています。
花言葉は「栄光」「勇敢」など、勝負を連想させる意味をもっています。ブーケやフラワーアレンジメントにもよく使われる花ですので、応援の気持ちを込めて誰かに贈ってみると良いでしょう。

4.タネツケバナ

開花時期3~6月
花の色
花言葉「勝利」「不屈の心」「情熱」

タネツケバナは白くて小ぶりな花をつけます。その華奢な見た目の一方で、花言葉は「勝利」「不屈の心」「情熱」といった熱い意味をもっています。花言葉の由来は、タネツケバナの繁殖力の強さが由来となっているそうです。
タネツケバナは寒さに比較的強く、雪解けとともに花を咲かせます。昔から種もみを水に漬ける季節になるとタネツケバナが開花することから、花名の由来になりました。

5.ナスタチウム

開花時期5~11月
花の色赤・黄色・オレンジなど
花言葉「勝利」「困難に打ち克つ」「愛国心」

ナスタチウムは南アメリカ原産で、別名「金蓮花(きんれんか)」と呼ばれています。丸い花弁を5枚程度咲かせる可愛らしい花です。葉もハスの葉のように丸く、花と同じくらいの大きさに成長します。
ナスタチウムはエディブルフラワーとしても有名で、食用品種であれば花・葉・実が食べられます。少し辛みがある味わいとなり、葉はサラダとして、実はピクルス代わりとして食べられるようです。

6.ノコギリソウ

開花時期5~9月
花の色赤・白・ピンク・黄色など
花言葉「戦い」「勇敢」「治癒」

ノコギリソウは、茎の先に小さな花をたくさん咲かせます。花びらの先端は細かいギザギザが入っていることから、ノコギリソウという名前が付けられました。
集まって咲く花は丸くふわふわとした見た目をしており、ガーデニングにも好まれる花です。害虫を寄せ付けないコンパニオンプランツの役割もあるため、ハーブや野菜と一緒に庭で育てるのもおすすめです。

7.リンドウ

開花時期9~11月
花の色
花言葉「勝利」「正義感」「誠実」「悲しんでいるあなたを愛す」

リンドウは日本原産の花としては珍しく、青色の花を咲かせます。リンドウ色(竜胆色)という伝統色もあり、桔梗と並び日本の秋を代表する花です。

リンドウの根は、胃の働きを促進する生薬として昔から使われていました。そのため「病に勝つ」という意味から、勝利という花言葉が生まれたとされています。リンドウについてさらに詳しくは、以下の記事にもまとめていますのでぜひご覧ください。

「勝利」の花言葉や意味をもつ庭木・観葉植物6選

続いて、こちらでは「勝利」の意味をもつ庭木や観葉植物を紹介します。

  • オリーブ
  • 月桂樹(ゲッケイジュ、ローリエ)
  • ジンチョウゲ
  • パキラ
  • レンギョウ
  • ネコヤナギ

庭木や観葉植物であれば、花よりも長い期間楽しむことができます。それでは、それぞれの植物について見ていきましょう。

1.オリーブ

開花時期5~6月
花の色白・黄色
花言葉「勝利」「平和」「知恵」

オリーブの樹は5~6月頃になると白や黄色の花を咲かせます。その後、秋から冬にかけて実をつけ、それがオリーブオイルの原料となります。
オリーブの花言葉はギリシャ神話が由来とされています。戦いや学術を司る女神アテナがオリーブの樹を植えたとされ、「勝利」「平和」「知恵」という花言葉がつけられました。

2.月桂樹(ゲッケイジュ、ローリエ)

開花時期4~5月
花の色白・黄色
花言葉「勝利」「名誉」「栄光」

月桂樹は別名ローリエとも呼ばれ、ハーブとしてもよく知られています。月桂樹はギリシャ神話の太陽神アポロンの霊木とされ、神聖な樹木とされています。
ローマ帝国時代は闘技大会の勝者に月桂樹の葉で作った冠「月桂冠」をかぶせていたことが、「勝利」「名誉」「栄光」という花言葉の由来となりました。

3.ジンチョウゲ

開花時期2~4月
花の色赤・白・黄色など
花言葉「勝利」「栄光」「不死」「永遠」

ジンチョウゲは星型の小さな花が球状に集まって咲いています。葉と花は厚みがあり、しっかりとした印象です。
ジンチョウゲは香り高い樹木として有名で、クチナシ・キンモクセイと並ぶ三大香木です。三大香木の中でもジンチョウゲは香りの範囲が広く、別名「瑞香」「千里香」とも呼ばれています。

4.パキラ

開花時期6~7月
花の色白・赤
花言葉「勝利」「快活」

パキラは日陰に強く水やりも最低限ですむことから、室内の観葉植物としてよく選ばれています。
パキラといえば「細長く楕円形の葉をもつ植物」というイメージですが、日光や風通しなどの条件が合えば花を咲かせることがあります。とはいえ、パキラは花が咲くまでに数年もかかるうえ、開花しても1日ほどで枯れてしまいます。パキラの花を観察できた人はとても幸運と言えるでしょう。

5.レンギョウ

開花時期2~4月
花の色黄色
花言葉「勝利」「喜び」(中国の花言葉)

モクセイ科のレンギョウは、中国原産の植物です。春になると枝いっぱいに黄色の花びらを咲かせます。レンギョウは中国と日本で花言葉が異なり、それぞれの花言葉は以下の通りです。

  • 中国での花言葉:「勝利」「喜び」
  • 日本での花言葉:「希望」「期待」「集中力」

レンギョウは中国の春節(旧正月)の時期に開花することから、お祝いを連想する「勝利」「喜び」という花言葉がつけられています。また、日本の花言葉も「希望」などポジティブな意味が込められています。

6.ネコヤナギ

開花時期2~4月
花の色白・ピンクなど
花言葉「努力が報われる」「自由」「率直」

ネコヤナギは日当たりが良く湿気のある土壌を好み、川沿いなどによく自生している植物です。ネコヤナギは、穂のように集まって開花する「花穂」という形状の花を咲かせます。花穂はふわふわとした毛並みのように見え、ネコのしっぽやネコジャラシを連想させます。

ネコの自由気ままな性格から、「自由」という花言葉がつけられました。また、厳しい寒さを乗り越えて開花することから、「努力が報われる」という花言葉が生まれたとされています。

花言葉で勝利のお祝いを

この記事では、「勝利」の意味をもつ花言葉をあわせて13種ご紹介しました。「勝利」という表現が直接使われた花言葉や、「戦い」「栄光」のように勝負事を連想させるものなどさまざまな花言葉をお伝えしました。
観葉植物などの樹木であれば花よりも楽しめる時期が長いため、数ヶ月など長期間にわたる勝負ごとを応援する際にプレゼントすると良いかもしれません。今回ご紹介した内容を参考に、勝利の花言葉をもつ植物を選んでみてくださいね。

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