和装だけでなく、普段着にも似合うことで人気の「レトロネイル」。どこか懐かしく、温かみのあるレトロネイルは、華やかなカラーを使いたいけど派手にしたくないという人におすすめです。
今回は「ねいるときものkaiware23」廣田希さんにレトロネイルデザインを4つ作成していただきました!
存在感があるのに、指先にしっかりと馴染むレトロネイルで、未体験のネイルカラーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
レトロネイルってどんなデザイン?
レトロとは、懐かしさを感じるデザインのこと。ノスタルジーを感じるようなテイストを差し、現代の日本では昭和風のデザインを「レトロ」と呼ぶことが多いです。色鮮やかな配色が特徴のレトロポップや、近代デザインと融合したレトロモダンなど、さまざまなテイストとミックスしている場合もあります。
「ちょっと古いんだけどかわいい」
そんなレトロネイルなデザインが、今注目を集めています。
60年代モンドリアン風レトロネイル
モンドリアンはオランダの画家で、抽象画の第一人者とも言われています。直線だけを使って構成した画面に赤、青、黄の三原色を使って描く抽象画を生涯描き続けたことでも有名です。そんな60年代を代表するアートでネイルを彩りましょう。
60年代モンドリアン風レトロネイルは、尾野真千子さん主演の朝ドラ「カーネーション」をイメージしてデザイン。ポップな中にキリリとしたカッコよさも見えるレトロネイルです。
準備するもの
・胡粉ネイル 胡粉
・胡粉ネイル 漆黒
・胡粉ネイル バナナ
・胡粉ネイル 群青(期間限定色)
・胡粉ネイル 緋色(期間限定色)
・好みの太さのネイルテープ(黒、シルバー)
60年代モンドリアン風レトロネイルの作り方
- ベースコート塗布後、ベースカラーとして胡粉を二度塗りしましょう。しっかり乾いたら、各色を使って四角を描きます。
発色を良くするよう2度塗り3度塗りをするときれいに仕上がりますよ。 - 四角の外枠を作るようにネイルテープを貼りましょう。
- 最後にトップコートを塗って完成です。
60年代モンドリアン風レトロネイルを作るときのポイント
四角が上手に描けないという場合は、ボトルハケをボトル口でしごいて平たくしてみて下さい。四角を描きやすくなりますよ。


四角は多少歪みがあってもOK!ネイルテープで外枠を囲うのでアートが苦手な人でもきれいに仕上げることができます。ただし、爪は縦横にカーブしているので四角に見えるように貼るにはバランスが重要です。さまざまな角度からチェックして全体がきれいに見えるようシールを貼ってみて下さい。
80年代メンフィス風レトロネイル
イタリアの若手デザイナー集団メンフィスの作品は、レトロポップなものが多く見られます。遊び心の中にノスタルジックを感じさせるデザインをネイルにのせて、レトロアートとおしゃれを楽しみましょう。
80年代メンフィス風レトロネイルのイメージは朝ドラ「半分、青い。」。可愛らしさと瑞々しい少女の遊び心をデザインしています。
準備するもの
準備するもの
・胡粉ネイル ミントアイス
・胡粉ネイル 紫苑
・胡粉ネイル 桃花色
80年代メンフィス風レトロネイルの作り方
- ベースコートを塗布した後、メインとなる大き目の図形を描きます。続いて、中くらいのサブ図形も描きましょう。
- ベースの図形を全て隠してしまわないように、バツ印や波線などメンフィス風の図形を描き足しましょう。トップにスーパーコートを塗布して完成です。
80年代メンフィス風レトロネイルを作る時のポイント
メンフィス風レトロネイルはカラーを好みで変えても良いです。
今回のカラーは、レトロポップを意識しており、浴衣や水着などにも馴染みやすいのが特徴。注目を集めるデザインにしたいなら、ネオンカラーなどを用いるのもおすすめですよ。
60・70年代風ノスタルジックレトロネイル
個性的でかわいいけれど「どこかで見たことがある」と感じさせるレトロネイルデザイン。
実は、昭和を代表するインスタント食品「ボンカレー」と現代でも愛される駄菓子の代表「ハイエイトチョコ」からイメージしたものです。遊び心抜群のレトロネイルは、ペディキュアとして取り入れてもオシャレでかわいいデザインですよ。
食べ物のパッケージをイメージした60・70年代風ノスタルジックレトロネイルは、朝ドラ「まんぷく」から着想を得たものです。
準備するもの
準備するもの
・胡粉ネイル 瑪瑙
・胡粉ネイル 胡粉
・胡粉ネイル バナナ
・胡粉ネイル 鶯緑
・胡粉ネイル 古代岱赭
・胡粉ネイル 珊瑚
・胡粉ネイル 鮮紅朱
60・70年代風ノスタルジックレトロネイルの作り方
- ベースコートを塗布し、瑪瑙と胡粉をミックスして作ったベースカラーを二度塗りします。
- ボンカレー風デザインとハイエイトチョコ風デザインを細筆で描きます。ボンカレー風デザインは、黄色→鮮紅朱→古代岱赭の順に描きましょう。
- ハイエイト風デザインを描く時は、事前に目安点を描いておくと全体のバランスが整いやすくなります。隣の指と揃えた時にメガネ型(∞)になるように配置を決めるのがポイントです。トップにスーパーコートを塗って完成です。
60・70年代風ノスタルジックレトロネイルを作る時のポイント
ベースは単色にしても良いですが、瑪瑙と胡粉をミックスさせることでややくすんだ白を作ることができます。セピア風でレトロな雰囲気を底上げしてくれるので一手間加えてみて下さい。
70年代ガラスプリント風レトロネイル
昭和の食卓に欠かせない色鮮やかなガラス食器。レトロで温かみのあるデザインは、かわいさの中にどこか温かみも感じます。色鮮やかなガラスプリントのレトロネイルで、指先をカラフルに飾り付けましょう。
朝ドラ「ひよっこ」や「なつぞら」の時代をイメージしている60・70年代風ノスタルジックレトロネイル。ノスタルジックで温かみのあるレトロネイルを楽しんで下さい。
準備するもの
準備するもの
・胡粉ネイル バナナ
・胡粉ネイル 鮮紅朱
・胡粉ネイル 緋色(期間限定色)
・胡粉ネイル 松葉緑青(期間限定色)
・胡粉ネイル 群青(期間限定色)
70年代ガラスプリント風レトロネイルの作り方
ベースコート塗布後、細筆や爪楊枝を使って模様を描いていきます。トップにスーパーコートを塗布して仕上げて下さい。
70年代ガラスプリント風レトロネイルを作る時のポイント
爪のピンク部分と白部分にある境目を隠すように模様をいれましょう。
この部分を柄でカバーすることで、クリアベースでも見栄えする仕上がりになります。
まとめ
4つのレトロネイルデザインを紹介してきました。どれもシンプルに仕上げられるものばかりです。ストーンやラメを使わないシンプルで素朴なデザインが、レトロな雰囲気を底上げしてくれます。
流行のくすみカラーやオフィス用のシンプルネイルに飽きてしまったら、色鮮やかなレトロネイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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