初めまして、ライターの“はぁもん”です。

このサイトに来たあなたは、介護に毎日真剣に向き合って、心も身体も「辛い」「疲れた」と感じているのではないでしょうか。ここではいつも介護を頑張っているあなたに、ほんの少しだけ元気になるための行動や、心の持ち方など、辛い介護の疲れと悩みを解消する8つのことをお伝えします。経験から得た小さな工夫ですが、辛い介護に疲れたあなたにとって、小さなヒントになれば幸いです。

はじめに~先が見えない長距離走の辛さ~

いきなりですが「誰かのお世話をする」という意味で、「介護」と「育児」を比べられることがありますね。

育児はお世話をすることで、子供の成長を育み、変化、進化する毎日ですが、一方、「介護」はある意味退化していく姿を見続けることになるので、どうしても辛い面もあり、メンタル的にナーバスになりやすいところがあります。もちろん体力面でも大きな負荷がかかります。先が見えない長距離走のようなものです。

介護はそのご家庭によって、要介護の度合いや協力者の有無によっても状況が異なるので一概には言えませんが、どうしても毎日の生活が重くなりがちなことは否めません。

認知症が進んでいる場合は、心ない辛い言葉を投げかけられて傷つくことも多いでしょう。

優しくできなかったことで自分を責めてしまい、周りに助けを求めることもでず、疲れがたまる。毎日の生活から一歩離れてみることができれば、どれだけ楽になるかわからないのですが、それができないから辛い。疲れる。堂々巡りを繰り返すことが多いのではないでしょうか。

だからこそ、介護の日々の中でできる「小さな一歩」が大きな意味を持ち、「小さな工夫」が大きな変化をもたらすこともあります。

辛い「介護」の疲れと悩みを解消する8つのこと

介護が辛い、疲れた、と感じながらも毎日頑張っているあなたに、少しでも気持ちが楽になれることを願って、「辛い介護の疲れと悩みを解消する8つのこと」を具体的に紹介します。

①1度離れて客観視してみる

前半は論理的な行動に関することから。

最初から難易度が高いお題ですが、ここができると後が楽になりますので、ぜひ試してみて下さい。

あなたは今溺れそうだと想像してみて下さい。溺れかけているときは、命を懸けて必死にもがきます。ずっと溺れかけたままだと、目の前のことしか見えません。

「私は今溺れかけているのだ」と、一瞬でも客観視できると、急に周りの景色が見える場合があります。向こう側に岩場が見える、船で手を振っている人がいる、浮き輪を流してくれた、力を抜けば身体が浮くのか、など瞬時に色々なことが見えてくるのです。

毎日介護していると、毎日が同じことの繰り返しになりやすく、同じところをぐるぐる回っているかのような錯覚に陥ることもありますね。

なかなか難しいことですが、「介護が辛い、疲れた」という気持ちを一旦差し置いてみて下さい。そして目の前のことを主観でとらえずに、「私は今、介護で必死なのだな」と、ある意味、他人事のような目で自分を眺めてみるのです。何かを解決できるわけではありませんが、自分自身を受容することで、気持ちが楽になることがあります。

また、介護の何に困っていて、介護の何を解決したいのかを整理しやすくなります。これは後々重要になります。

②相談してみる

心の中のもやもやを誰かに相談しようとすると、何を相談したいのか整理することが必要になります。先に触れたように自分を客観視して、問題を整理できると話がグッと早くなります。論理的な思考で左脳をフル稼働させましょう。

介護の公的な支援にかかわることであれば、もうおなじみだとは思いますが、区市町村役所の高齢福祉介護課全国社会福祉協議会https://www.shakyo.or.jp/)に問い合わせをしましょう。

少子高齢化が進んでいる日本において、介護に関する支援は驚くほど進化し続けています。悲しいことに受け身でいると、新しい情報が入りにくいのも事実。

遠慮せずに、どんどん公的支援窓口に相談し、高齢者支援サービスを積極的に受けましょう

具体的な細かな相談事は、お住いの近くに割り当てられた地域包括センターが窓口です

介護に関する専門の窓口ですから、地域のサポートについて最新情報を得られますし、介護が辛い、疲れた、などのメンタル面も相談可能。助けを求めることは恥ずかしいことではありませんし、相談してみることで、新たな発見があるかもしれません。場合によっては、老人ホームへの入所を検討した方が良い場合もあるでしょう。まずは窓口に相談することが最初の一歩です。

③近くに仲間を探してみる

自分と同じように介護が辛い、疲れたと悩んでいる仲間がいると、どれだけ心強いことでしょうか。

先に触れた地域包括センターには、気軽に参加しやすい地域NPO団体のイベントや、デイサービスなどの支援について、たくさんの最新情報が集まっています。

介護にあたる家族の為の「介護家族の会」や「認知症の勉強会」などもありますし、要支援、要介護のレベルに合わせ、参加しやすいものを教えてもらうことができます。介護で1番避けたいのは、当事者だけで閉じた世界に入ってしまうこと。介護をする側もされる側も、家族以外に仲間がいることが大切です。例えば自分の身体が疲れるとか、心が折れそうで辛いとか、同じ悩みを持つ人の存在を知るだけでも、かなり心が軽くなります。

介護を受ける側にとっても、健康維持のための軽い運動や、ゲームや歌など、楽しく参加できる催し物を定期的に行っているところもあるので、相性が良く参加しやすい場所を見つけてみましょう。

④太陽の光を浴びて深呼吸する

後半は心の持ち方についてです。

あまりにも当たり前のことで、忘れてしまいがちなので、敢えて取り上げますが、私は辛い時にこれが1番効いています。カーテンを閉め切って生活しているわけでなければ、毎日太陽には当たっているはずですが、当たり前すぎてかえって意識したことがないのではないでしょうか。

晴れた天気の良い日に、全身で太陽の光を浴びて深呼吸をする、それだけです。

五感を研ぎ澄まして、日差しの温かさ、眩しさを全身でゆっくりと感じてみて下さい。短時間でよいので、介護から一瞬離れ、自分自身の身体を使って、大きく伸びをしながら太陽の光を感じましょう。ベランダでもお庭でも、買い物へ行く途中でも良いのです。できれば目を閉じてゆっくりです。太陽の光を感じ、鳥のさえずりを聞き、風の音を聞いて、自分自身が「今ここに生きている」ということを、心から実感して下さい。

⑤思いっきり笑ってみる

毎日必死になって生活していると、不思議と笑うことが減ってしまっている場合があります。子供のころには、毎日箸が転げても笑えていたのが懐かしいですね。

心からおなかを抱えて笑うことは、人が本来持っている力を高めてくれるそうです。

最近では「笑いヨガ」というジャンルもあるようで、「笑う門には福が来る」というのは本当のようですよ。笑いすぎるとおなかが痛くなりますが、思いっきり笑うと腹式呼吸になって腹筋を使うので、健康に良いことも間違いありません。疲れも吹き飛びます。

そうは言っても「なかなか笑えることがない」という場合は、YouTubeなどで笑える動画を検索してみて下さい。動物のいたずら動画も良いですね。TVで寄席やお笑いを観るのもおすすめです。涙が出るくらい笑えれば、介護の疲れや辛さから離れ、ほんの少し心が軽くなるはずです。

⑥生活習慣を変えてみる

他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。

生活習慣を意識して少し変えてみると、心も活性化します。ルーティンワークになっている毎日の習慣を、ほんの少し変えてみましょう

例えば、いつも掃除機をかけてから洗濯ものを干すなら、順番を逆にしてみる。いつもお昼ご飯を作っているなら、今日は作らずにお弁当を買ってみる。毎日「こうしなくてはいけない」と決めつけてしまうと、知らず知らずのうちに固定概念が、強迫観念になって自分自身を縛り付けている場合もあるのです。意識して小さなことを一つ変えてみて下さい。

変えてみたらこっちのほうが楽だった、ということもありますよ。小さな事を少しずつ変えてみましょう。

少しの工夫で介護が変わる「福祉ネイル」もおすすめです。

⑦物を捨ててみる

風水学では玄関に明るい色を置くと良いとか、占いなども色々ありますが、良い「気」を取り込むことは大切です。「断捨離(だんしゃり)」ブームの次は、物を持たない「ミニマリスト」が増えてきたように、物を多く持つことで余計なストレスが増える、ということはすでに証明されつつあります。

「買い物好きで、買うことでストレスを発散している!」「物に囲まれているのが幸せ!」という方に、無理におすすめはしませんが、物を捨てることで悪い「気」を捨てることもできます

ほとんど使わない食器とか、ずっと飾っていたものを捨てるとか、そういう変化を取り入れてみて下さい。

私はいわゆる「捨てられないタイプ」の人間ですが、「気が停滞している」と感じた時には、頑張って捨てることに集中するようにしています。知らず知らずのうちにたまってしまうショッパーの袋を捨てる、というレベルでも良いのです。物が減ることで掃除が楽になるというメリットもありますよ。

⑧おしゃれしてみる

毎日が忙しすぎて、「化粧する気持ちになれない」という方も多いことでしょう。介護や家事に追われていると、服装も動きやすさ重視で選びがちです。疲れすぎて「おしゃれなんてとても余裕がない」という方もいるかもしれません。それでもあえておしゃれしてみることをおすすめします。

自分の外見を整えるだけで、驚くほど前向きな明るい気持ちになれます

例えば、かわいい靴下を履いてみたり、見えない部分ではピンクなど明るい色の下着を身につけたり、化粧したりネイルをすることも良いですね。特にネイルで指先にきれいな色をつけると、作業をするたびに自分の視野に色が入るので、明るい気持ちが1日中続きますよ。ぜひ試してみて下さい。

まとめ~長い「介護」と付き合うために~

長い介護と付き合うために、「辛い介護の疲れと悩みを解消する8つのこと」を紹介しました。取り入れてみたいと思えることはありましたか?

終わりがない、進歩がない、変化がない。ないないづくしは、気持ちが滅入る原因になってしまいます。毎日の中で取り入れられる小さな一歩、小さな工夫で、辛い介護の疲れと悩みを少しでも和らげることができますように。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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